2012年9月21日金曜日

原点2

『八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を』

「…古事記にある日本最古の和歌と言われているこの和歌をneoとtearに贈りたいんだよなぁ…。なんだか二人にぴったりな気がして…。須佐之男命(スサノオノミコト)が妻を得て出雲に宮を作り始めた時に詠んだと言われる和歌なんだけれどね…。森羅万象…全て縁で繋がっているんだよなぁ…。」

先日のこと、いつもの林道を散歩(もちろん馬に乗って)しながら聞いたエオ仲間のそんな話に、少し興味を覚えました。

後で調べてみると…。

須佐之男命は、父の命にそわず、姉の天照大御神のもとでも、悪行を続けたため、姉は岩戸に身を隠し、スサノオは罰を受け天上から追われてしまうのです。
そして、降りたのが出雲。
そこで大暴れしていた八俣の大蛇から櫛名田比売(クシナダヒメ)を救い、姫を妻とし、ふたりの新婚の宮を作るべき土地を求めて、出雲の国をさすらいました。
そして、須賀の地に至ったとき、「ここに来て我が心は清々しくなった」と、その地に宮を作ったのだそうです。
そんな折りに、見た情景を歌ったのが、『八雲立つ…』だと言われています。

和歌の意味は、『雲が何重にも立ち上ぼり、雲が湧き出でるという名の出雲の国に、八重垣を巡らすように、雲が立ち上ぼる。妻を籠らすために、私は宮殿に何重もの垣を作ったけれど、ちょうどその八重垣を巡らしたようになぁ。』
と、解釈されています。


ふたりにぴったり……か。
う〜ん…知ってか知らずか、当たらずとも遠からず…といった感じかも…(苦笑)


というのは、さておき…。
雲が湧き出でる場所、出雲…だったんだなぁ。
なんだか縁があるはず…。

出雲は、tearもneoも、とても好きな場所なんです。
な〜んか「気」が合うというか、心が静かになる場所だったりします。

それとは別に、tearは本当に「雲が生まれる場所」を知っているんです(o^−^o)
子どもの頃、大好きだったおばあちゃんと一緒に寝転んで、ずっと見ていた「雲が生まれる」光景…。
ずーっとずーっと心の中の宝物だったりします。

あれ以来、そんな光景を見たことがないのですが…。

エオ仲間が教えてくれた日本最古の和歌は、そんな心の宝物を思い出させてくれました。

森羅万象…全て縁で繋がっている…まさにそんな感じですね!
これもまた、原点かもしれません。

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