距離感

「ねぇねぇ…マールがのってきた。なんか、ネコが大好きになっちゃった。」
デッキのベンチで、ふんわりほっこりの一人と一匹。

さっきまで、
「tearさん〜、マールどうやって抱っこするの〜。だって抱っこしたいもん〜。」
と、いつもの調子だったエオkids。
エオの谷に来るまでは、動物と近くで関わったことがなかったという彼女は、ネコのマールに対しても、興味と関心と恐怖と困惑の入り交じった気持ちを、どうしていいかわからない日々が続いていました。

子ども達は、得てしてネコを見ると、追いかけます。
そして、いざ自分の方にピョコンと寄ってくると、たじろいでしまうのです。

動物と仲良くなりたい時は、大抵の場合、「距離感」が大切な気がします。
うーん…これは、人に対しても同じかも(^_-)

その相手にあった「距離感」…。

どうやってそれを掴むのか…、まずは観察かなとtearは思っています。
いきなり近づき過ぎることは、場合によっては暴力に等しいのです。

子ども達によく話をするのですが、
「初めて会った子と友達になりたい時、いきなりなぐったり蹴ったりしないよね(^_^)動物と会った時も同じだよ。」 って。

「どうやって抱っこするの〜。」
とマールを遠慮がちに追いかけていた彼女に、
「そのベンチに座っててごらん。マールが来てくれるから(o^−^o)マールが来たら、逃げないでね。マールは悪さしないから。抱っこはそぉ〜っとね。」

そんな会話をして数分…。
にこにこな一人と一匹になったわけです。
「マール可愛い〜。」
と言いながら、そぉ〜っと触れ、包み込むように抱っこする姿は、まるで今までとは別人のようなエオkidsなのでした。

なんかいいなぁ…。
寒かったけれど、すっごく嬉しい午後になりました。