梅雨の終わりの雷なのかなぁ…。
それにしても、これだけ一気に降ると逆に気持ちいい感じです(^O^)
雨は全てを浄化し新しい変化をもたらすとも言われます。
エオの谷も、もっともっと素敵に変わっていけますように(^o^)/
連日上がる気温に湿度…。
中国山地だというのに、この暑さ!
今年は馬たちにとっても、厳しい夏になりそうです。
さて、この時期、夜になると、ホタルが見られます。
ホタルたちの美しい乱舞を見るには、実は蒸し暑さも必要なんだとか。
今夜はエオの谷でも、ちらほらと。
やっぱり年に一度はホタルの光をみたいですよね!
そんなわけでというのでもないのですが、先日、エオ仲間とホタル見学に行ってきました(^_^)v
本当は、「ホタルを見ながら馬に乗れたら最高!」というご希望だったのですが、エオの谷のお隣の川では、ぽつりぽつりのホタル。
うーん…と唸ってしまったtearでしたが…救いの神は現れるものです(笑)
たまたま話をしていた友人が、
「うちの地元の川は、今がピークだと思うよ!」
折しも有名な「ほたる祭り」が行われる友人の地元は、エオの谷から車で15分ほどの近場なんです。
「祭り」は人の賑わいでいっぱいですが、普段は自然そのまんまの田舎の風景です。
そう言えば、ほんとに近くなのに、ちゃんとホタルを見に行ったことはないなぁ…。
と思い立ったら最後、夜中にneoを駆り出して出かけて行ったのが、3日前。
エオ仲間を誘って、出かけたのが2日前のことでした。
今回は急遽ということもあり、馬はお留守番でしたがm(_残念 _)m
真っ暗な川、橋の上から見る水面には、あちこちで点滅するホタルの光が映りこんでいて、なんと素敵な光景だったことでしょう。
あんなにたくさんのホタルを見たのは、本当にひさしぶりのneotear。
そして、エオ仲間と過ごしたそのひと時は、大切な大切な思い出の一コマになったのです。
ただただ幻想的な闇夜に溶け込むような、そんな一瞬をtearは忘れません。
先月…亡くなったエオ仲間が、最後にエオの谷を訪れたのは2月の雪の日でした。
今年の雪は本当に多く、山道は馬の膝くらいまで積もっていたのです。
そんな雪の中、元気な笑い声が馬上に響いていたのを覚えています。
その日も、エオ仲間仲良し2人は一緒でした。
全然性格の違う2人ですが、本当に気が合うらしく、いつも一緒に馬に乗り、お互いがお互いの素敵な笑顔を引き出し合うような親友同士…そんな感じだったでしょうか。
先週…そのひとりの状況を説明するお母さんの横で、大きな瞳に涙をいっぱいにためて気丈に立っていたエオ仲間…。
「あれからも、またエオの谷に一緒に行こうねと約束していたのに、なかなか来られなくて…。やっと約束が守れました。彼女は、お母さんや妹も馬に乗せてあげたい、一緒に乗りたいと言っていたので、きっと喜んでくれると思って…。」と、彼女のお母さんや妹さんを誘ってくれたのでした。
彼女が家族や親友から、どれほど愛されていたのかを感じずにはいられませんでした。
梅雨の晴れ間の中、家族や親友と一緒に、彼女は確かに馬上にいたと思います。
馬上で、ずっと笑顔を絶やさない彼女のお母さんと妹さんに、思い出す限りの馬に乗った彼女の話をした気がします。
緑に囲まれた林道を歩きながら、
「馬に乗ると風景が違って見えますね。」
「娘は、こんな気持ちでいつも乗っていたんですね。」
「馬に乗って、neoさんやtearさんと、いろんな話をするんだと娘がいつも言っていました。」
「あんなに誘われていたのに、もっと早くに一緒に乗ればよかった…。」
馬上から、ぽつりぽつりと零れる言葉に、胸がつまってしまいました。
娘さんが見た景色を…
お姉さんが感じた風を…
おふたりに馬たちが静かに伝えている横を、いい表せない気持ちで歩いた朝でした。
彼女と…もっともっと話をしたかった…。
彼女と…もっともっと一緒に馬に乗りたかった…。
思い返せば、キリがありませんが…。
でもやっぱり、彼女と出会えたことに感謝しています。
ありがとう…エオの谷に来てくれて…。
ありがとう…neoとtearと出会ってくれて…。
何度言っても足りない「ありがとう」で、今は胸がいっぱいです。
「娘は、みなさんの心の中でずっと生き続けるんだと思います。」
彼女のお母さんの言葉が、neoとtearの心に響いています。
エオの谷の風の中には、いつだって彼女はいるから…。
風が彼女を感じさせてくれたら…、悲しい時は一緒に泣こう…、楽しい時は一緒に笑おう…。
ずっと…、彼女の愛した馬たちと一緒に…。
馬場を通り過ぎる風は、隣の大きな樫の木に囁き、周りの小さな草花と微笑み合っているようです。
一週間前も、梅雨なのに気持ちよく晴れた日だったなぁ…。
あの日より、少しだけ気持ちが落ち着いたので、書き残しておきたくて…。
一週間前………。
久しぶりのエオ仲間からの予約の時間、駐車場に止まったいつもの車から降りてきた顔ぶれに、違和感と変な胸騒ぎを感じていました。
確か予約は、仲良し同士のエオ仲間2人とその妹さんの3名だったはず…。
ああ、お母さんも一緒に来られたんだ…。
あれ………?
瞬きするtearの目に映ったのは3人…だけ………。
お母さんと…
妹さんと…
もう1人のエオ仲間だけだったのです。
「あの…」
口ごもるtearに、姿が見えないエオ仲間のお母さんが…
「先月…亡くなりました…。」
と…。
「今日は、あの子の代わりに…、あの子と一緒に…、馬に乗せていただこうと思って来たんです。」
しばらく、何を聞いたのか理解できなくて…、とにかく必死に頭を回転させていました。
春くらいから、体調があまり良くないことは聞いていたものの、よく働く彼女だったので、疲れが溜まったのかな…くらいにしか思っていなかったのです。
「急なことだったので、みなさんにお知らせしていなくて…。」
と話すお母さんの口調は、とても落ち着いて…。
「馬に乗せていただけますか?あの子がもう一度乗りたかった馬に…。」
とても胸に響く言葉でした。
ミッキーを見て、
「この写真の馬は、この子ですか?」
と差し出された写真には、ミッキーにまたがった楽しそうな彼女が。
「そうですよ。ミッキーって言うんです。彼女によく乗ってもらいました。ミッキーにはどちらが乗られますか?」
「私が!姉の写真と一緒に乗ります。姉と一緒に…。」
その時の凛とした妹さんの声が今でも、耳に残っています。
半ば雨音にかき消されながらのneoの叫び声(?)に目を向けると、
「あっ!」…
エオの谷の駐車場から厩舎への途中に、のそのそと1匹のカメが歩いていたのです。
(カシオペアだといいな…)
とふと思ったりして(笑)
「カシオペア」とは、ミヒャエル・エンデの著書『モモ』に登場するカメの名前なのですが…f^_^;
tearはミヒャエル・エンデの物語が大好きなのです。
それはおいといて…
覗き込むと、素早く頭と手足を引っ込めて甲羅だけになってしまったカメさん。その横で、雨の中、じーっと根くらべをしてしまったtearでした。
なんだか好きなんですよね…。
こういう止まった時間が!
そんなtearに根負けしたカメは、徐に、にゅっと手足を出して、ノソノソではなく、スタスタとマイペースに歩いていくのでした。
カメの歩みって、意外に速いんですよね!
そんな空模様と似て、このところ考え事の多いtearは頭の中が不安定かも…ですf^_^;
…と、滞っているBlogの言い訳をしてみたりして(笑)
最近、考え事…と言いますか、降ってきた課題と言いますか…「夢」や「しあわせ」について、いろいろ頭と心をめぐらせていたりします。
馬と関係ないじゃろ?
と広島弁で聞き返されそうですが、その課題、エオの谷には何より深〜く関係していまして…。
ははは…(笑)
エオの谷って…深いわぁ…。
すみませんm(_ _)m
わかりにくい文章で。
そんなこんなのtear。
深夜から昼過ぎまで続いた滝のような豪雨の後の一瞬の太陽があまりに眩しくて、「レイフ・クリスチャンソン」の絵本の一説を思い出した午後でした。
その絵本の一説を…。
『しあわせ』
レイフ・クリスチャンソン文
にもんじ まさあき訳
しあわせってなに
夏の太陽
それとも ふりつづいた
雨のあとの太陽だろうか
しあわせってなに
勝つこと
それとも
ベストをつくすことだろうか
しあわせってなに
つぎつぎと成功をおさめること
それとも
できないとあきらめていたことを
やりとげることだろうか
しあわせってなに
………
この後は、どうぞ絵本を手に取って読んでみてください(^O^)もしかして、何かがみつかるかもしれませんよ。
tearの大好きな絵本です(^w^)