最近の空はとても忙しくて、雪雲に覆われていたかと思うと、ふわふわの雲を浮かべた隙間から青さをのぞかせてみたり…。
サァーっと雲を引かせては、お日さまのキラキラを際立たせたりしています。
…かと思えば一瞬で灰色雪雲が一面に…。
ずーっと見ていても、空が変わる様は不思議で不思議でなりません。
朝早くは、風もなく比較的暖かかったので、ゲージの掃除ついでに、隠れ隠れキャラのイタチ君いえいえフェレット君のお散歩を。
もともとペット用としてきちんと繁殖されたわけではなく、繁殖崩壊状態のところからの引取だったので、攻撃性大の野性的なフェレット君なのですが…。
懐きはしないのに、逃げもしないという不思議ちゃんなのです。
体はエオの谷の動物達の中で一番小さいのですが、気持ちだけは大物です。
今日は、いろんな動物達のところに出かけて行っては、
「カッ!」
と、あいさつ代わりの威嚇をしながら、気ままにお散歩していました。
それで、ポニーと犬と猫とミニブタに勝っているのですから、なんともエオの谷の動物達のお人好しなことでしょう…(-.-;)
もうすぐ地元小学校の卒業式。
先日子ども達からいただいたお手紙のお返事とtearからの「贈る言葉」を小学校に届けてきました。
今日は校長先生や六年生の担任の先生ともお話することができ、とても有意義な素敵な時間が持てました。
先生方の思い、親の思い、地域の思い…ひとつになって、子ども達に届きますように…。
tearからの贈る言葉はこんな感じに詩にしてみましたo(^-^)o
「君は君のままで」…tear
ぼんやり見上げた空の向こうに
雲の生まれる場所を見つけた
いつまでもいつまでも見ていたくて
変わる風にも気づかなかった
手をのばしても届くことのない雲はとても綺麗で
ため息が出たりするけど
君の夢は もっともっと素敵で
君が目を閉じない限り そこに輝いている
雲は流れる風ですぐに
形を変えてしまうけれど
どんなときも
君は君のままでいて
いつだって応援してるから
その手のひらに触れた
命の温かさを
君は忘れないでいて
いつだってここにいるから
生きていることは あったかいこと
生きていることは 心が鼓動すること
生きていることは 涙がこぼれること
そして
生きていることは 君が君でいること
何を失ってもいい
君が君でいられるのなら…
それがどんなに素敵なことか
いつかきっとわかるから
「ワンワンワンワン、ワォーンワン…」
吠えるトーンから、来訪者があることがわかります。
誰だろう…と外に出たneoは、部屋に帰って来ず、tearを呼びもしません…。
通常、お客さまなら呼びにもどるので、まぁいいか…と、中のことをしていました。
少し経ってクラブハウスに戻ったneoは、
「前にも来たことがあるおじいちゃんだったよ。」と。
「ちょっと馬を見に来たんだって。」
もう帰ったよと言うneoに、ただ頷いたのです。
近所に住むおじいちゃんやおばあちゃんが、馬を見に立ち寄るのはめずらしいことでもなかったので、気にも止めずにいたのですが…。
「実はね…」と、neo。
「顔を見たらtearも知ってる人だよ。家でテレビを見てても地震のことばっかりで、気分が重くなって馬を見に来たんだって…。やっぱり馬はいい…って言って帰っていったよ。」
そうだったんだ…。
おじいちゃんのお顔を見て、そばにいたかったなと、ちょっぴり思ったtearでした。
でもきっと、おじいちゃんはneoと少し言葉を交わし、馬を眺めて、穏やかに帰っていかれたのでしょう。
エオの谷がここにあること、馬たちがここにいること…その当たり前を守っていかなければ、と思った午後でした。
そんな今も…東日本では大地震に震える時が刻まれていると思うと、胸が痛みます。
NZ地震のニュースも、ついこの間のことなのに…。
tearの知人やエオ仲間も宮城県や神奈川県に住んでいるので、昨夜は状況確認に必死でした。
メールの返信があるまでの、重苦しい時間…。
幸いなことに、宮城県の知人も神奈川県のエオ仲間や知人も、怪我もなく無事だということでした。
複雑な思いで見上げた今日の空は…全てを知ってか知らずか、あまりに穏やかで…馬にのるエオ仲間とともに、「生きる」ことを考えずにはいられませんでした。
人はいつの時もそれぞれの思いを抱え、それぞれの場所で生きていて…どんな時も、やっぱり生きていくんですよね…。
neoとtearは、この場所で、やっぱり前を向いて生きていたいと思いました。
少しでも多くの人が助かることを祈りながら…。
この感じだと、卒業式まで寒いのかなぁ…。
と、地元の小学校の卒業式が思わず気になってしまうtear。
tearもエオの谷も地元の小学校とは、深〜い繋がりがあるのです。
実は昨日も、今年度最後の絵本の読み語り会でした。
年度末のこの会は、6年生への餞の会でもあるわけで…。
毎年、絵本館のみんなで手作りプレゼントを制作。
そして中には、この1年間に読み語りした絵本の題名を綴り…。
卒業のお祝いとするのです。
今回のプレゼントは、最後に読んだ宮沢賢治の『どんぐりと山猫』の一部を使って…でした。
そして、いつも添えられる言葉があるのですが、ちょっと心にグッときます。
その言葉を拝借させていただくと…。
……大人になってゆく あなたへ……
本は 心をたのしくしてくれる
本は 心を強くしてくれる
本は あなたを子どもの心にもどしてくれる
本は あなたを大人にしてくれる
本との出合いを大切に
……
tearは、絵本は心を映す鏡のような気がします…。
その時その時によって、輝いたり曇ったり…。
泣いたり笑ったり…。
本当に絵本って不思議ですよ。
子どもの頃に読んだ絵本…大人になって、もう一度読んでみてください。
そこには、きっと素敵な何かが隠れていますから(^w^)
外に遊びに出た猫たちも、あっという間にクラブハウスに戻ってきました。
こんな日は、薪ストーブの炎が恋しくなりますよね。
そんなクラブハウスにあるテーブルの飾りスペースに、neo作の蹄鉄細工と一緒に、ドライフラワーになりかけたコサージュが置いてあります。
実は、卒業式の日にtearがつけたものなのですが、なんだか名残惜しい気がして…。
これまで、sonsの入学式や卒業式、何度も繰り返しましたが…。
今になると、その時々も一瞬に過ぎ去ってしまった気さえしてしまいます…。
けれど、その時その時の思いは、大切に胸の奥にしまってあるのです。
そんな入学式、卒業式のコサージュは、いつも手作りすることにしていました。
前日にコサージュを作りながら、いろんな思いをめぐらせては、一人で泣いたり笑ったり…(笑)
それはそれで、素敵な時間でした。
次男坊も、高校を卒業し、嬉しさ半分寂しさ半分といったところでしょうか。
そして、卒業式の日の担任の先生のお話…というか、餞の言葉は…少し、ジーンとくるものでした。
心に残ったのは、「自分を大切にしてほしい。そして、今の友を大切にしてほしい。」ということと、「決して夢を諦めなければ、たとえ今、その夢に届かなかったとしても、またチャンスは訪れる」という言葉でした。
実はtearも、小学校六年生の卒業を前に、同じような言葉を贈るのです。
次男坊の担任の先生とは、進路のことでイガイガした時期もありましたが、この先生も生徒を思う気持ちは胸いっぱいあったんだろうな…と、感じた時間でした。
子ども達を見つめる大人の一人ひとりに、それぞれの思いはあるものなんですよね。
いろんなことに記念日はありますが、馬に乗り始めると、やっぱり、初めて駆歩(かけあし)が出来た日は特別な気がします。
なんだか、今までと違った世界に足を踏み入れた感じ…とでも言うのでしょうか…。
ともかく、心が躍る瞬間だったりするんです。
そして、その感動は馬を下りた後も、じわじわっと押し寄せてきたりして…。
この日は、エオ仲間のそんな瞬間だったのです。
ガッシュ記念日と言ったのは、ガッシュで初めて駆歩が出来た日だから!
実は、ちょうど一週間前に駆歩そのものの「初めて記念日」があったのですが、その時はミッキーで、そして今度は、ガッシュで、というわけなのです。
馬が違えば、雰囲気も違って、やっぱり新鮮!
こういう「記念日」はneotearも、とっても心に残るんです(*^o^*)
今日は、お天気もいいので(寒〜いですが)、乗馬に初トライ(^o^)/
「うっわぁっ!すっげー!」
「超やばいよ!これっ!」
「オレ、寒さで震えとんか、緊張で震えとんかわからんし〜。」
……(^w^)……
めっちゃ、高校生っぽい発言ですが、tearは好きですね〜。
子ども達って、その時期その時期の言葉があって、でも、言葉の向こうの感動は、やっぱりおんなじで…。
だから、逆に黙っている子も大好きなんです。
馬は、乗っている人の言葉の向こう側を伝えてくれる…そんな存在だったりもするわけで…。
これから、新しい進路に向かう彼らの爽やかな笑顔が印象的なひとときでした。
み〜んな、新しい場所で新しい生活、ガンバレ〜!!
彼らが素敵な大人に成長することを願ってやまないtearなのでした。
カレンダーを見ると、今日はひな祭り。
この雪は、残りはしないでしょう。
だって、春はもうそこまで来ているのですから(^w^)
そういえば、ひな祭り…3月3日…は、空(クウ)の誕生日だったなぁ…。
空は、エオの谷のセラピードッグと言えるような、素敵な仲間でした。
2年前の夏の日に、お星さまになり、本当の空(そら)に還って行ったのです。
何かの偶然でしょうか…。
先日から、my sonが「きな子」が観たい、と言い昨日DVDを借りたところでした。
「きな子」は、見習い警察犬の物語の映画なんです。
そして、きな子はラブラドール犬。
空もラブラドールでした。
とても優しくて賢くて、ちょっぴりとぼけていて…。
エオの谷は空に支えられて歩んできた、と言っても過言ではありません。
実は、空に出会って、どうしても「空を飼いたい、空を連れて帰りたい」と言ってくれた少年が、今、エオの谷からそんなに遠くない場所で、空の孫娘と一緒に生活しています。
「ライス」と名付けられたその犬は、警察犬の訓練試験にも合格しているそうですが、嘱託犬登録はせず少年の家族として、暮らしているのです。
映画「きな子」を観て、「ライス」を思い出し「空」を思い出して、ふとカレンダーを見ると、空の誕生日だったなんて…あまりの偶然に、涙がこぼれそうなtearでした。
エオの谷の今日のお天気は、嵐…。
その名の通り、雨、あられ、雪に暴風。
冬と春、ふたつの季節が混じり合ったような「風」が山や谷を包んで流れていくのです。
時折、顔を出す青空が、不思議でもあり、眩しくもあり…。
そんな天候の中で、春の新芽を見つけるエオ仲間は、tearの誇りだったりします。
今日、馬に乗っているだけでも、本当に凄いことだと思ってしまいます。
さすがに、今日はneotearも、雨合羽を来て同行したのですが、
「こんな日は、やっぱりハットだよね!」と、みんなでカウボーイハットを被りました。
カウボーイハット…カッコいいだけではなくて、実は実用が一番なのです。
嵐の中でも、ハットを被って笑顔の3人なのでした(^_^)v