そんな空を見上げながら、きっといつまでも色褪せない「輝きの瞬間」を思い出していました。
見上げた空から、目線を下げていくと、馬場の向こう側にポツンと佇むバスケットゴール。
tearの息子のプライベートマイゴールです。
エオの谷が出来た時から、それはそこにありました。
5年と少し前、中学になったばかりの彼は、バスケットボール部に入部したのです。
それまで、激しいスポーツにはドクターストップがかかっていた彼が、初めて触れた本格的なスポーツの世界でした。
月日が経ち…色褪せたボールと擦り切れたシューズがひとつの物語の終わりを告げるように、そこにあります…。
幸運なことにも、彼の足は酷い悲鳴をあげることなく、先日、高3になった彼は引退試合を迎えました。
最後の試合は絶対に観戦しようね。
neoとの約束でした。
田舎の高校からの県大会出場。
幸運にもベスト8に残り、ベスト4を賭けての対戦相手は、第一シードの強豪高校。
それは…本当にドラマチックな試合でした。
強豪らしい鉄壁のガードに向かう彼のチームからは、絶対に引かない絶対に諦めない覇気のようなものが感じられました。
今までのどの試合より、熱くそして冷静な試合運び…。
なんだか、そんな彼らを見ているだけで、涙がこぼれ落ちそうで、少し上を向いて声援を送りました。
試合の結果は119対87での敗戦でしたが、本当に悔いのない感動の残る試合だったのです。
そして、何より…試合後半での彼の執念のゴール下への切り込みは、たぶん、生涯忘れることのできないシーンとなるでしょう…。
その眩しいほどの「解き放たれた輝き」をtearは忘れません。
バスケットボールには一番のハンデとなる、身長160という小さな体の彼の迷いのない力強いプレーは、きっと誰かの勇気に繋がるような気すらしています。
お疲れさま…
そして、感動をありがとう…。
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